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今回は《ステ振り解説(特にブロック率について)》【ディアブロ2 リザレクテッド Diablo II: Resurrected】最適な装備とステ振り・ ブロック率についての考察(上級者向け:ハンマーディンHammerdin必見)です。
基本的なステータスの概要に触れつつ、最終装備に求められるステ振りについて具体例を交えて解説をしていきます。ブロック率についても解説していますので参考にしてみてください!
ディアブロ2 リザレクテッドまとめ記事はこちら↓
ステータスの基本
ステータスは「筋力(STR)」「敏捷性(DEX)」「生命力(VIT)」「エナジー(ENE)」の4種類によって構成され、レベルが上がるごとにステータスポイントを振り分けてキャラクターを成長させます。
ステータス名称 | 概要 |
---|---|
筋力 | 物理攻撃力と武器防具の装備条件のひとつ。 近接系クラスが主に必要とするパラメータ |
敏捷性 | 間接(特殊)攻撃力と 武器防具の装備条件のひとつ。 間接系(弓や投げナイフなど)クラスが主に必要とするパラメータ |
生命力 | ライフ・スタミナに関するパラメータ |
エナジー | スキル使用時に消費されるマナに関するパラメータ |
筋力(STR)は装備の条件=ステータスの数値そのままでわかりやすいでしょう。敏捷性(DEX)も同様に装備の条件=ステータスの数値でありながら、さらに複雑で分かりにくい『ブロック率』にも関連があります。今回はその『ブロック率』を中心に解説します。
ブロック率の計算
ブロック率とは
敵からの攻撃をブロックする確率の事を指します。ブロック率は敏捷性(DEX)のポイントによって変動し、(特にパラディンが)ブロック率75%を目標としてDEXの値を決定します。
ブロック率の計算 その①
ここでは盾を装備した場合のブロック率を計算します。ブロック率の計算式①はこちらです↓
盾のプロパティに表示されるブロック率(右辺合計値) = 盾の基礎ブロック率 + クラスによる追加補正 + その他Magic・Skill効果による追加補正
ひとつずつ見ていきましょう。
盾のプロパティに表示されるブロック率
赤枠で囲まれた部分で、盾にカーソルを置いたときに表示される盾のステータスのブロック率です。これは仕様上、最大で75%までしか表記はされませんが、それぞれのブロック率の合計値が75%を超えた場合はその数値が計算式に反映されます。
盾の基礎ブロック率
盾そのもののブロック率です。アイテム種別やグレードによってブロック率は異なります。
パラディンの盾であれば「タージ」はブロック率最小の10%、「セイクリッドタージ」が最大の30%となっています。詳細はこちらを↓
クラスによる追加補正
クラスによって追加補正されるブロック率が異なります。
クラス | 追加補正値 |
---|---|
ドルイド・ネクロマンサー・ソーサレス | 20% |
アマゾネス・アサシン・バーバリアン | 25% |
パラディン | 30% |
その他Magic・Skill効果による追加補正
盾に付随する効果が補正値として追加されます。盾自体の効果「ブロック確率上昇」や盾のソケットに埋めたエルドルーン、パラディンの「ホーリーシールド」がそれにあたります。
盾以外の装備によるブロック率は「 盾のプロパティに表示されるブロック率 」には加算されず、「最終の(計算後の)ブロック率」に加算されます。
ブロック率の計算 その②
実質ブロック率の求め方
ブロック率の計算式① で求められた各ブロック率の合計値(=盾のプロパティに表示されるブロック率(実際の合計値) )を元に、以下の計算式で実際のブロック率を求めます。画像赤枠の箇所が実質ブロック率です。
実質ブロック率 = (盾のプロパティに表示されるブロック率(実際の合計値)) * (DEX - 15) / (キャラクターレベル * 2)
計算例(参考)
《レベル80のパラディン、DEX100、ホーリーシールド(以下:HS)のレベル20》とした場合の装備によるブロック率の違いを見てみましょう。HSのレベルごとのブロック率はこちらを参考にします↓
ブロック率のステータスシュミレーターもあるようです↓
①パラディン専用盾 セイクリッドタージ装備時
最もメジャーな「RW精霊を埋めたセイクリッドタージ」の場合
- セイクリッドタージの基礎ブロック率は30%
- パラディンのクラス追加補正値は30%
- その他追加補正値はHS(35%)
ここから「盾のプロパティに表示されるブロック率」は95%となります。(実際の表示は仕様上75%)
盾のプロパティに表示されるブロック率 = 30 + 30 + 35
よって実質ブロック率は以下の計算式で求められます
実質ブロック率 = 95 * (100 - 15) / (80 * 2)
計算すると実質ブロック率は「50%」となりました。目標とする75%に到達するにはDEXにもう少しポイントを振る必要があります。(スキルシュミレーターによるとDEX142が必要)
①パラディン専用盾 ザカラムの使者装備時
ユニーク装備であるザカラムの使者の場合
- ザカラムの使者の基礎ブロック率はギルデットシールドの22%
- パラディンのクラス追加補正値は30%
- その他追加補正値はHS(35%)、ザカラムの使者の効果「ブロック確率上昇(30%)」
ここから「盾のプロパティに表示されるブロック率」は117%となります。(実際の表示は仕様上75%)
盾のプロパティに表示されるブロック率 = 22 + 30 + 35 + 30
よって実質ブロック率は以下の計算式で求められます
実質ブロック率 = 117 * (100 - 15) / (80 * 2)
計算すると実質ブロック率は「62%」となりました。目標とする75%に到達するにはDEXにもう少しポイントを振る必要があります。(スキルシュミレーターによるとDEX118が必要)
まとめ
上記の数値だけを見ると「 ザカラムの使者 」のほうがブロック率75%に対しての必要DEXが少なく優秀に見えますが、その他の数値も比較する必要があります。
盾 | ブロック率75%のDEX | 装備STR | その他 |
---|---|---|---|
セイクリッドタージ | 142 | 86 | RW精霊によるスキル発動速度の加算など |
ザカラムの使者 | 118 | 89 | 戦闘スキル+2など |
もっと細かく知りたい方はこちらも↓
ステータスの振り分けの考え方
Wikiなどによるビルド解説でのステータス振り分けでは「筋力:装備の要求値」「敏捷性:ブロック率75%になるように」「生命力:余ったポイントを全て」などの記載がありますが、これは目標とする最終装備を考慮して書かれています。
従って、最終装備を入手する前の育成段階では現状の装備品に合わせてステータスを振り、最終装備の必要値のためにある程度ポイントを残しておくことをお勧めします。必要となるステータスポイントはビルドの方向性によって大きく変わるものですから、参考とするビルドをしっかりと読み込み内容を把握しておきましょう。
ステータスの振り分け(実例)
上記のブロック率の計算の実例を踏まえつつ、パラディンのメジャービルドである「ハンマーディン(Hammerdin)」を例にステータスの振り分けを考えます。
最終装備(候補)の選択
まず始めに、ハンマーディンの最終装備候補はいくつかありますが、その中で筋力/敏捷性の要求値が高めまたは主要となる装備候補をピックアップしていきます。
《POINT》
最終装備候補は沢山ありますが、「どれを装備したい」かと「どれが入手できるか」は別です。例えばパラディン専用盾の『セイクリッドタージ+40AllRes、4ソケRW精霊+35%スキル発動速度』なんてのはまず入手することはできません。従って、例えば現状で入手出来た「セイクリッドロンダッシュ」の良品や「ザカラムの使者」などで代用する(妥協する)場合に、STRやDEXをどの程度振る必要があるのか考えておきましょう。
名称 | 装備箇所 | 必要STR | 必要DEX |
---|---|---|---|
ウィザードスパイク | 右手武器 | 38 | 75 |
スーサイドブランチ | 右手武器 | 25 | – |
フレイル(RW神木の心) | 右手武器 | 41 | 35 |
パラディン専用盾(RW精霊) | 盾 | 16-148 | – |
ザカラムの使者 | 盾 | 89 | – |
メイジプレート等(RW不知) | 胴 | 30-103 | – |
雷神の血気 | ベルト | 110 | – |
ヴァダンゴの生気のベルト | ベルト | 106 | – |
アルダーの前進 | ブーツ | 95 | – |
必要ステータスの割り振り
死亡率を下げるためになるべく多くのポイントを生命力(VIT)に振ることが前提となります。DEXについては前述の『計算例(参考)』をもとに、装備品によって振るべきポイントが変わります。
一方、筋力(STR)についてはRW不知があるかないか(HRを入手するほど頑張るか頑張らないか)でSTRにふるポイントが大きく変わります。
《RW不知を装備する場合》 RW不知はルーンワード自体にSTRブースト(1レベルごとに0.75STR上昇、最大(Lv99)でSTR+74となる)がある。レベル80のキャラクターが、メイジプレートベースのRW不知を装備すると仮定すると、装備に必要なSTR55にブースト値のSTR+60(=80×0.75)を加算してSTRが115となるため、ほとんどの装備の要求値をクリアした上で、本来STRに振り分ける必要があったポイントを生命力(VIT)に振ることが出来る。
RW不知が無い場合はおおよそこのようなポイントの割り振りになるでしょう。勿論ここに他の装備箇所によるステータスが加算されるので実際はもっと少ない数値になる可能性もあります。
ステータス | ポイント | 備考 |
---|---|---|
筋力 | ~110 | 雷神の血気を装備する場合が110 |
敏捷性 | 100~160 | 盾の基礎ブロック値による |
生命力 | 残った分 | |
エナジー | 15 | 初期値 |
その他気をつけるべきポイント
上記に加えてパラディンであれば装備構成として
- 全属性耐性(MAX75%)の確保
- スキル発動速度(最低10フレーム75%)の確保
- 各種ダメージ軽減
なども考慮する必要があるでしょう。
他クラスのポイント割り振り例などはこちらのWikiに詳しく解説されていますので参考にしてみてください↓
以上、 《ステ振り解説(特にブロック率について)》【ディアブロ2 リザレクテッド Diablo II: Resurrected】最適な装備とステ振り・ ブロック率についての考察(上級者向け:ハンマーディンHammerdin必見) でした。
じゃあまたね!
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